【男のワキガ】ミラドライとビューホットの比較

ワキガで悩むアラフォー男子の中にはミラドライやビューホットに興味がある人も多いだろう。

どちらも30万円以上する決して安くない値段なので、どちらが良いのかわからず二の足を踏んでいるかもしれない。

このページでは、ミラドライとビューホットの違いを徹底的に比較してみる。

目次

ミラドライ VS ビューホット

ミラドライもビューホットも似たようなワキガ治療法なので、比較表にして対比するとわかりやすい。

この比較表は、様々なクリニックの情報を参考にしているのはもちろんだが、患者の口コミを重視している

実際の効果や痛みはクリニックの画一的な説明よりも受けた本人の体験のほうが参考になる。

したがって、一部クリニックで説明されているものと異なるところがある。ご容赦いただきたい。

ミラドライビューホット
機械について
使用エネルギーマイクロウェーブRF(高周波)マイクロニードル
製造国アメリカ韓国
製造国の医療機器承認
施術について
料金30~50万円30~45万円
保険適用なしなし
対象部位脇、手、足、スソワキガ、チチガ
ワキガの効果60~90%50~90%
多汗症の効果70~80%50~70%
施術時間90~120分20~40分
持続期間半永久的半永久的
施術中の痛みなし
(麻酔使用)
麻酔が効いていても痛いという声もある
施術者の技術大きく影響する影響する
再発率10~40%10~50%
再発というよりも破壊しきれずに残ったアポクリン汗腺による影響
対象年齢18歳以上小学校高学年以上
対象年齢はクリニックによって異なる
ミラドライも子供でも受けられるクリニックもあるが、製造元は18歳以上を推奨
シャワー当日から当日から
入浴翌日から翌日から
運動1週間後3~5日後
仕事腫れ・痛みのため施術翌日は休んだほうが良い翌日からOK
術後の様子について
術後ケア2~3日は保冷剤で冷やす軟膏の塗布
術後の痛み翌日まで痛みがある2~3日痛みがあることも
腫れ1~2週間程度腫れることもある
内出血・色素沈着色素沈着

調べてわかったミラドライ・ビューホットの真実

ワキガ・多汗症の悩みは深い。当事者であればこの2つの治療は天の助けのように思っているかもしれない。

僕も調べる前までは同じように思っていた。「これを受けさえすればワキガ・脇汗が治るのだ」と。

しかし、実際はそんな理想どおりにはいかないようだ。ミラドライ・ビューホットを受ける前に知っておいて欲しいことを挙げておく。

  1. 1回で完治することはない
  2. 痛みがある
  3. 効果は半永久的かどうかは不明
  4. 傷跡は残る

1回で完治することはない

まずはこの事実に驚いた。1回の施術に30~50万円もする高額な治療である。受けてしまえばかなりの確率で完治するものだと思っていた。

だが、マイクロウェーブ(ミラドライ)も高周波(ビューホット)も、1回で汗腺をすべて破壊するほどの強い治療を行うと、皮膚がヤケドする程度では済まないほどの熱傷が生じてしまうそうだ。

数回治療すれば効果は大きいというが、毎回数十万円も出せるはずがない。

体験者の口コミを見ていくと、軽度ワキガの人の満足度は高いが、重度ワキガの人の満足度は高くない。重度になればなるほどアポクリン汗腺が多く、大きい。1回では満足できるほど破壊しきれないのだろう。

ただ、治療前と比べると臭いも汗も減ったので満足という声が圧倒的に多いことも事実だ。

痛みがある

どのクリニックの説明を見ても、「施術は麻酔を使うので痛みがない」と書かれている。実際、施術中に痛みを感じなかったという声も多い。

ところが、施術者の技量や機械の出力によっては耐え難い痛みを感じることもあるという。

また、「ダウンタイムがないから早期に日常生活が送れる」と書かれているが、実際には強い痛みを長期間感じたり、強い腫れが出現することが珍しくない。

これも施術者の技量による影響が少なくないそうだ。ベテランの医師に施術してもらえればよいが、未熟な医師が行なっていたり、看護師が行っているケースもあるだろう。クリニック選びは慎重に行いたい。

効果は永久的かどうか不明

これにも驚いた。どのクリニックにも「効果は半永久的」と書かれている。

考えてみればわかることだが、ミラドライもビューホットも新しい治療法だ。施術を受けてから数十年経過した人はいない。つまり、メーカーも医師も永久的効果を確認してはいないのだ。

ミラドライが日本に導入されたのは2011年、ビューホットは2014年

僕は医者ではないのでわからないが、20年以上も再発がなければ永久的な効果と考えても良いというのが医学的常識だそうだ。まだ先は長い。

傷跡は残る

傷跡についても、多くのクリニックで傷跡は残らないと記載されている。

ところが、ミラドライでは内出血、腫れ、しこりが長い間つづくケースが少なくない。

ビューホットは患部を剣山のような針で刺すことから、ボツボツとした水玉のような跡がしばらく残る。

傷跡が残るかどうかは個人差が大きく、2週間ぐらいでキレイサッパリ無くなってしまう人もいるが、1年近く残ってしまう人もいる。

自分がどちらに属するか、やってみなければわからない。とあるブログ主は「博打だ」と綴っていた。

こちらの写真はミラドライを受けて1日目→4日目の経過写真だそうだ。

1日目は痛々しい。4日目も腫れは残っているものの、内出血は目立たなくなっている。腫れが引くと今度はしこりがボコボコと出てくる。1ヶ月もすれば元通りとなるらしい。

こちらの写真はビューホットを受けて2ヶ月後の写真だそうだ。2ヶ月も経っているというのに痛々しい。この方は9ヶ月ぐらいでようやく目立たなくなってきたそうだ。

ワキガール@ビューホット受けました。(@wak1gail)さん

ビューホットはワキガだけでなく、手汗や足汗にも施術できるので、手汗・足汗がひどい人も気になっていると思う。

こちらの写真は手汗治療の経過写真だ。僕も手汗に困っているので期待していたが、さすがに1ヶ月経ってもこの状態なら受けるのをためらってしまう。

神戸中央クリニック

実際のところはわからないが、クリニックの経過写真、体験者のブログを見ていくと、ミラドライよりもビューホットのほうが傷跡は長期に渡って残るように感じた。

腫れはミラドライのほうが顕著で、テニスボールを脇に挟んでいるような感覚だという。

結局、どちらが優れているのか?

ミラドライもビューホットも1回でワキガ・多汗症が完治するものではない。

残ってしまったアポクリン汗腺・エクリン汗腺が多ければ多いほど、すぐに汗と臭いが戻ってしまう。ただし、治療前と比べると汗の量も臭いも少なくなっているはずだ。

あとは前述の比較表で比べてみて、自分にあっていると思った方のカウンセリングに行けば良いと思うが、僕なりに調べている中で思ったのは、ミラドライのほうが優れているように感じた。

ミラドライのほうが優れていると思う理由
  • 製造元のアメリカで医療機器認定を受けている
  • 公式認定医プログラムで一定の技術力を担保している

この2点がビューホットにはない信頼性だといえる。

僕は軽度のワキガなので臭いが消えることも期待していたが、むしろ脇汗・手汗が改善できるビューホットに期待していた。

手汗は学生の頃から悩みの種だった。

  • テスト用紙が濡れて文字を書くと破れる
  • 女性とデートで手を繋げない
  • iPhoneのTouch IDが反応しない
  • マウスが頻繁に壊れる
  • 子供から「パパの手濡れてる~」…etc

ビューホットは脇以外の部位も治療できるとあり、ワキガよりも手汗の解消のためにビューホットを検討していたのだが、調べれば調べるほど消極的になっていった。

あのブツブツが1週間くらいで確実に消えるならぜひともチャレンジしたいが……

娘が幼児のときに受けたBCGの予防接種(ハンコ注射)の跡は、小学高学年になった今でも残っている。自分の手のひらにも10年以上消えない可能性があるかと思うと踏み切れずにいる。

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