オナニーした次の日って頭がボーッとしたり、疲れが抜けきってない感じがしませんか?
オナニーした翌日に疲労感を感じる原因は主に3つあります。
- 賢者タイムが尾を引いている
- 睡眠の質の低下
- 自律神経の疲れ
これらを解消することで、翌日の疲労感を軽減することができます。具体的に見ていきましょう。
オナニーで疲れる3つの原因
冒頭でも書いたとおり、オナニーすると疲れる、翌日も疲労感がある、ダルい、こういった症状を感じるのは原因が3つあります。
- 加齢によって賢者タイムが尾を引く
- 睡眠の質が低下することで疲労回復できない
- 自律神経の疲れの蓄積
ひとつひとつ見ていきましょう。
加齢によって賢者タイムが尾を引く
賢者タイムは正式には「不応期」といいますが、セックスした後だけじゃなくオナニーの後もあります。

アラフォーともなると射精した後は30分~1時間くらい性欲も体力もガックリきますよね。
若い人は一晩ぐっすり眠れば回復しますが、年齢を重ねるに連れて賢者タイムの余韻が朝まで残ってしまい、脊髄の反射機能も疲労しているため神経も疲労しています。

そのため、いくら身体を休めても、なかなか回復しなくなってしまうんです。肉体はおろか精神的にもドッと疲れがでるんだからたまらないですよね。
睡眠の質が低下することで疲労回復できない
睡眠の質が低下というのは、寝付きが悪く、眠りが浅いため、ぐっすり眠れていないということです。
質の良い睡眠を取るためには、副交感神経が優位(=リラックス)の状態で眠りにつくことが大切ですが、オナニーは交感神経(=興奮)を高めます。
脳が活動的なまま眠りについてしまうので、寝付きが悪くなってしまいます。
自律神経の疲れの蓄積
「疲れ」と聞くと肉体的な疲労をイメージしますが、実は肉体的な疲労の影響は低いことがわかっています。
東京睡眠・疲労クリニック院長の梶本先生によれば、疲れは自律神経の消耗によるもので、心拍数とか体温調整とか、休まずコントロールしている自律神経が疲れてしまうことで起こるそうですよ。
自律神経…交感神経と副交感神経のこと
仕事中は交感神経が活発ですが、家に帰ってきてリラックスすることで副交感神経が活発になり、そのまま睡眠という流れとなります。
ところがオナニーすることで交感神経が活発になります。そして睡眠で副交感神経を優位にしようと調整します。
交感神経と副交感神経の増減のサイクルが1つ増えますよね。
毎日オナニーしていたら交感神経と副交感神経のバランスが乱れて、自律神経の疲労が蓄積されていくことに……
頭がボーッとしたり、記憶力が低下したり、ダルかったり。こういう症状は自律神経が疲労しているから。
そうすると、睡眠のリズムが作れなくなってしまって、自律神経が回復できなくなって、どんどん疲労が溜まってしまいます。

睡眠の質を改善すればオナニーの疲労も解消できる
オナニーで疲労感を感じている人は睡眠の質を改善すると解消されます。
睡眠の質を改善すれば、自律神経の疲労も回復するから疲労感もなくなりますし、男性ホルモンのテストステロンも回復するので、活力が湧いてきます。
睡眠の質を改善する方法を具体的に見ていきましょう。
眠りにつくまでの3時間が睡眠の質を決める

副交換神経が優位になっていてリラックスしていると寝付きが良くなります。
交感神経は緊張や興奮で急に活発にすることができますが、副交感神経はゆるやかにしか上がりません。
寝る直前に、急に副交感神経を働かせようと思っても無理なんですよ。

副交感神経を働かせるために、寝る3時間前から意識してリラックスしていかないと睡眠の質を向上させることはできません。
副交感神経を働かせる3時間の過ごし方
難しく考える必要はなくて、家でまったりすればいいだけです。
- 電気は暗めにする
- 熱すぎないお湯に浸かる
- パソコン・スマホは見ない
- アルコールを飲みすぎない
この4つを気をつけていれば副交感神経はどんどん働きだします。
電気は暗めにする

カフェやバーは間接照明などを多用して薄暗いムーディーな雰囲気ですが、落ち着きますよね。
家もあれぐらいで丁度いいです。白色の蛍光灯で過ごしているなら、電球色に変えるだけでもずいぶん違いますよ。
熱すぎないお湯に浸かる

寝る前には入浴することで副交感神経のスイッチが入ります。シャワーだけじゃダメですよ。
42℃を超えると交感神経が活発になってしまうので40℃くらい、熱すぎず温すぎず、自分に心地いい温度の湯船に10分くらい浸かりましょう。
また、入浴後1時間ほどで体の中の体温が下がり始めます。ちょうど手足が温かくなってくると体内の体温が下がっている証拠。
眠くなると手足が温かくなりますよね?そのあたりで眠りにつくとスムーズに寝付けます。
パソコン・スマホは見ない

これが一番難しいと思います。スマホの画面の光は交感神経を活発にするうえに、睡眠ホルモンのメラトニンはブルーライトで減少することが確認されています。
オナネタはスマホで動画の人が多いと思いますが、それが疲労感の最大の原因かもしれません。
オナニー疲れが残る過ごし方
オナニー(交感神経↑) | |
→ | シャワーのみ(交感神経↑) |
→ | 布団でスマホ閲覧(交感神経↑) |
→ | 寝付き悪い |
→ | 翌日に疲労感 |

アルコールを飲みすぎない

アルコールも寝る3時間前は良くありません。
グッスリ眠れなくなってしまうから。
就寝前に飲んでしまうと、寝ている間にアルコールの血中濃度が急激に低下するため、覚醒作用がはたらいてしまいます。

晩酌を「たまに」する程度なら、就寝前でもそれほど心配はいりません。適度なアルコールはノンレム睡眠を増やしてグッスリ感をもたらしてくれます。
ところが、毎日のように晩酌していると、お酒の催眠作用が弱くなってしまい、量を増やさないと眠れなくなってきます。
そうすると、催眠作用どころかノンレム睡眠が減ってしまって熟睡感もなくなってしまうんです。
睡眠中はテストステロンが回復する時間
テストステロンは男にとって1番大事な男性ホルモンで、精子を作ったり、筋肉を大きくしたり、いろいろな働きがあります。
ここで大切なのはテストステロンが気力・やる気の素となっていること。そして睡眠で回復することです。
シカゴ大学の実験によると、睡眠時間が5時間の人は8時間の人に比べて10〜15%もテストステロン値が下がったそうです。
テストステロンは1歳年をとると1%減少すると言われているので、15歳も老化したのと同じこと。

睡眠の質を改善すればテストステロン値も正常に戻りますから、活力も戻ってきます。
オナニーによる疲労感は睡眠の質を上げて撃退しよう
オナニーした次の日に疲れを感じる原因は3つあります。
- 賢者タイム
- 睡眠の質の低下
- 自律神経の疲労
オナニーで翌日に疲れを残さないためには睡眠の質を上げること。副交感神経を優位にしてあげてから眠りにつくことで睡眠の質が上がります。
副交感神経は急激に優位になることがないので、入眠の3時間前から、
- 電気は暗めにする
- 熱すぎない湯船に浸かる
- パソコン・スマホは見ない
- アルコールを飲まない
この4つを気をつけることで、副交感神経が優位になってリラックスモードになります。
つまり、オナニーは寝る3時間前までに終わらせられれば毎日してもOKです。
3日に1回くらいの頻度でオナニーしている人なら、毎日リラックスモードで睡眠ができていれば、寝る直前にオナニーしても疲労感は残りません。