日常使いしている aniary「バルケッタ」がずいぶんとくたびれている。本皮の宿命なので仕方ないが、補修すれば新品のように復活するのも本皮の特徴だ。
いつもなら近所のイオンにあるリアットに持ち込むところだが、ふとサフィールの補修クリームでDIYしてみたらどうなるだろうと思い、チャレンジしてみた。
補修する前のカバンの状態はこんな感じだ。
もっと寄ってみたところ。
もはやブラックではない別の色と化している。これが補修クリームで治るなら、わずか1,300円程度。安いものだ。
さっそくamazonでサフィール補修クリームのブラックを購入した。
箱が若干潰れていたが、中身は問題ない。使い方を見てみると、
- 汚れを落とす
- 補修クリームを塗る
- 10分ほど乾燥させる
- 必要であれば繰り返し塗る
- 乾燥後、別の柔らかい布で磨く
まずは汚れ落とし
靴と同じでブラッシングとリムーバーで汚れを落とす。シューケアグッズを持っているならそれを使えばいい。僕は靴用のモゥブレイ ステインリムーバーを使った。
これがリムーバーを使ったあとの状態。あまり変わらないが、ウエスは黒くなっていた。汚れ、酸化した保護クリーム、カバンの塗料などが混じったものなどが綺麗に落ちたということだろう。
サフィール補修クリームを塗る
リムーバーで使ったものとは別のウエスを使い、着色していく。片側が塗り終わった状態がこちらだ。
この時点で明らかに着色前との違いがわかる。ワクワクしてきた。
写真ではわかりにくいが、一度塗りではまだまだ着色が甘いので、2~3回塗る必要がある。
乾燥後、別の柔らかい布で磨く
着色のときに使ったウエスとは別のウエスで磨き作業をする。
この磨きが意外と重要で、着色しただけでは「いかにも塗りました」感のある色だが、丁寧に磨けば着色した塗料が革に馴染み、自然な色となる。
最後に保湿クリームを塗る
革靴にはWOLYのクリームエッシェンシャルやモゥブレイのデリケートクリームなどを使っているが、カバンや財布などの小物はラナパーで十分。
付属のスポンジに少量とり、そのままスポンジで塗り拡げるだけで革を保護して艶を出してくれる。
2,000円ちょっとでamazonでもホームセンターでも手に入る。1つ持っておくと重宝する。
ラナパーを塗ったあとの写真がこちら。
最初の写真と見比べてみよう。
これほど良くなるとは思わなかった。さすがにプロに依頼したほうが革の質感まで蘇るが、サフィールで補修した場合に比べて10倍以上の値段がかかる。
オフに使うものぐらいであれば自分で補修してみてはいかがだろうか。